一般財団法人YS心の再生医療研究所

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4-5~4.人間関係

「心の仕組み」心の3層構造

4.「本当の自分」がもたらす現実の変化

4.人間関係

◆人間関係の原点

事業などで成功を収めた人にも、家庭がボロボロという人は多くいます。

また、一時的な経済的成功と引き換えに、多くの敵を作ってしまうこともあります。そんな人が本当に人生の成功者といえるでしょうか。人生とは人間関係に他ならないのです。

本当の自分とはあなたの内なる愛の心ですが、その愛を体感した瞬間、多くの人が両親に対して湧き上る感謝の心に包まれます。仮にどれほど確執があり、どれほどトラウマがあり、どれほど虐待された親であっても、想像を絶する感謝の心が突き上げてくるのです。

私が約25年の間、現場で人々の心を見てきてわかったのは、悩みの大部分は実は人間関係の悩みだということです。そして、現在の人間関係における摩擦や問題は、両親との関係が基本になっているのです。

◆八つ当たりの長期版

私を訪ねてきた方の中に、結婚しても「相手が誰でもなぜか理由もなく離婚したくなる、幸せになるほど自分で壊したくなる」という思いに駆られ、実際に離婚し、また再婚した相手とも離婚寸前の女性がいました。

彼女は幼少の頃、浮気をしていた父親をとても恨み、母親の痛みの復讐を幼心に抱いて育ったのです。

しかし、頭では両親に感謝しましょうと教わっているので、恨む気持ちを無理やり心の奥の潜在意識に押し込んだまま、表面的には忘れたようになっていました。

しかし、潜在意識は、誰彼の区別がつかないのです。そして、父親への恨みがそのまま夫に対して出ていたのです。まさに八つ当たりの長期版ともいえる例です。こうした、両親との人間関係の記憶が、別の対象に同じ現象のパターンを繰り返してしまう原因となっているのです。

仮にあなたの両親がすでに他界していても、仮にあなたが孤児だったとしても、あなたが今、ここに肉体をもって存在している以上、あなたには必ず両親がいて、先祖がいるのです。そして、あなたの心の中にいる両親との関係が、あなたが繰り返す人間関係のパターンを決め、あなたの人生そのものを決定づけているのです。

◆両親との関係を修正する

洋服を着る時、最初のボタンを掛け違えると、最後までズレでしまいます。
一つ一つは掛けていくことはできますが、掛け違えていたことに気がつくのは最後です。

ズレたままの人生を送っていても気づかず、死ぬときになって、「こんなはずじゃなかった……」と思って死んでいく人が多いのです。それはすべて、最初のボタンを掛け違えているからです。

最初のボタンとは、両親との関係です。

生まれてまもなく、両親が喧嘩ばかりしていたり、きつく叱られたりしたら、そのことがトラウマとなって、親に対して憎しみや恨みを抱いてしまうことがあります。

それが、大人になっても、人間関係に悪影響を及ぼすのです。家庭での夫婦関係でも、職場での上司・部下・同僚との関係でも、原点は両親との関係であり、その両親との関係がズレていると、すべてがズレた人生を送ってしまうことになります。

だから、原点である両親との関係を修復することが絶対に必要なのです。

私のもとを訪ねて来た方で、数十回にわたり転職を繰り返している男性がいました。どこの職場に行っても上司や社長とすぐ衝突し、大喧嘩して辞めてしまうのです。

彼は、自分の父親に対し、深い憤りを心の中に持っていました。

しかし、本当の自分を体感した結果、その憤りが自分の勘違いであり、大きな愛の表現だったという事実に目覚め、それまでどうしても許せなかった父親を心から許すことができ、感謝の心で全身が満たされたのです。

そして、それと同時に、職場での上司との人間関係が急激によくなり、今では社長も手放せない存在になって大活躍しています。

水道の蛇口をひねると水が出てきます。

しかし、その水は鉄管を通して貯水タンクまでつながっているのです。両親との関係を水道の蛇口にたとえると、鉄管は先祖にたとえられます。そして、貯水タンクは宇宙愛です。

水道の蛇口をひねって水が出てきたら、鉄管をはじめ貯水タンクと全部の水が動き出します。だから、あなたが両親に本当の意味でつながったら、先祖も宇宙愛も全部あなたの味方になるのです。

そして、運命が大きく変わり、あなたが思いもよらない展開でどんどんよい人生を歩むことが可能なのです。

「心の仕組み」心の3層構造
4.「本当の自分」がもたらす現実の変化
5.人生のマスターキー
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