「心の仕組み」心の3層構造
5.ひとつの世界化
1.シンクロニシティが起きる世界
あなたが、宇宙の法則に従って生き、「本当の自分」に目覚めて自分の使命・天命を果たす方向に動いていくと、その道が正しいことを示すメッセージのような現象があなたに起きてきます。
それはたとえば、何かをやろうとする際に、驚くべきタイミングで協力者が現れたり、必要なものが思いもよらず天から降ってくるように与えられたりといった具合です。
あなたがやろうとすることが、あなたの生きる使命・天命であるならば、そのような意味ある偶然の一致、いわゆるシンクロニシティ(共時性)現象が頻繁に生じます。あたかも、自分が本来の役割を果たすことを全世界が応援してくれているような、まさに意思や努力を超えた「動かされる世界」に入っていくのです。
◆つながっている世界
シンクロニシティ現象が起きる世界とは、要するにすべてがつながっている世界です。
集団で空を飛んでいる鳥や、海を泳いでいる魚の群れは、一斉に向きを変えます。リーダーがいて、こっちに行けといっているわけではないのです。まったく同時に「ピッ」と向きを変えるのです。各々の個体が、ひとつとしてつながっているからこそ、それが可能なのです。
そして私たちにも、つながっているひとつの世界があります。
私とあなたは、別の人。そう捉えるのが普通です。しかしそれは肉眼で見える世界で、肉体が分離して見えるからです。しかし、目には見えなくとも、意識の奥深いところではつながっているのです。私たちの考えや観念、また個人の体験・経験による記憶は個々別々の記憶ですが、その奥の方では、まず家族など、同じ地域や国単位、グループや団体としてつながっている共通した意識があるのです。その意識はすべてとつながっているひとつの意識です。
一見して物理的に因果関係のないと思われる二つの出来事が、共通の意味をもって起きる現象、「シンクロニシティ現象」も、見えない意識の仕組みを理解すると必然的に起きていることがわかります。
あなたがひとつの意識である本当の自分に出会い、それが導く方向に歩み始めると、シンクロニシティが頻繁に生じる世界を味わうことができるのです。
5.ひとつの世界
2.ひとつに目覚める