「心の仕組み」心の3層構造
4.「本当の自分」がもたらす現実の変化
1.健康
「本当の自分」を体感された方の中には、持病の病状が好転したり、消えてしまったりというようなことも数多くあります。それどころか、医者がさじを投げるような病が消えてしまった奇跡のような知らせが次から次へと私の元に届くのです。
にわかには信じがたいかもしれませんが、驚くべき事例が数え切れないほどあるのです。
たとえば、六年間歩けなかった人が、急に歩けるようになった例。顔面神経痛で目が斜めになり、鼻が横にずれ、口が曲がっていた方が、まったく普通の顔に戻った例。
また、特に心の不調和が原因である不眠や鬱など心の問題から解放されたという例に至っては無数といえるほどです。
二年間の「引きこもり」から完全に脱した青年、十年来繰り返し再発する鬱状態がまったくなくなった技術者、不登校だったのに自発的に学校に行きはじめた中学生など、膨大な事例があります。
なぜ、「本当の自分」に目覚めることで、心身の病が好転したり、消えたりするのか。このことを不思議に思う人が多いのですが、宇宙の法則から見れば、ごく自然なことです。
◆宇宙の法則は「元に戻る力」
宇宙の法則とは、本来の姿に戻ろうとする作用です。
宇宙の法則は、元に戻ろうとする働きなのです。
上に放り投げた石ころは、下に落ちます。川は、流れて海に戻ります。振り子の先を手で持ち上げて放すと、元の位置に戻ります。すべてが、元に戻ろうという働きなのです。
人間の心身も病気になったら、本来の健康体に戻ろうとする自然治癒力が働くのです。
私たちの心臓が動くリズム、海の水が岸辺に打ち寄せる波のリズム、地球が回転するリズム、宇宙のリズムは本来、調和された同じリズムです。そして、人間の身体における調和が健康です。しかし、私たち人間が勝手に作り出した不調和が心に生じると、そのリズムに不協和音をもたらすのです。
私たちを含めたあらゆる存在は、宇宙として元々ひとつの同じリズムで調和されているのです。
本当の自分に目覚めるというのは、私たち人間の頭や過去の記憶が生み出す幻想から解き放たれ、大調和に目覚めることです。これから調和するのではなく、元々調和している事実に目覚めることです。
その調和の中で自然治癒力が働くのです。
病気というのは本来の姿ではありませんから、「本当の自分」に気づいたら、元の健康体に戻ろうとするのです。
それにもかかわらず、「私は病気だ、病気だ」といって、病気をつかんでいるのです。元の位置に戻ろうとする振り子を、人間が手でつかんで戻らないようにしているようなものです。
本当の自分に目覚めてその手を放した時に、人間本来、宇宙が創ったままの自分に戻ることができるのです、これこそ、世界最高の名医であり名薬といえます。
宇宙最高の名医はあなたの心の奥にいるのです。

4.「本当の自分」がもたらす現実の変化
2.仕事