一般財団法人YS心の再生医療研究所

お問合せ
アクセス
YouTube

3.生命の源とは何か

宇宙意識とは何か

宇宙意識とはすべての人が共通してもっている意識です。それは完全完璧に働くひとつの意識です。つまり「本当の自分」のことです。

言い換えると、宇宙の叡智である自分、大いなる力の自分ということです。
頭で理解するのは難しいかもしれませんが、人間は誰しもが、間違いなく完全完璧な存在です。
宇宙の産物であることは間違いないのです。

人間の体の六十兆もの細胞一つひとつを動かしているのは誰か、毛細血管の隅々にまで血液を休みなく送り続けているのは誰か、論理的に考えても、それが普段「自分」だと思っている「自分」ではないとすぐに分かるはずです。

この脳は人間が作ったものではないという結論に、誰もが辿り着くに違いありません。
私たちが宇宙の力そのものであることは、このように理性的に考えても理解できるのです。
私たちの身に起きる不思議な出来事は、今までは科学で証明できなければ、ただの奇跡の一言で片付けられてきました。

医者が首を傾げるぐらい、がんが消えてしまったという例は、世の中にはあります。
しかし、それは私たちが、科学で証明されないことはよく分からないから奇跡と片付けるだけであって、必ずどんなことでもいつかは一つひとつが科学で証明されていくに違いありません。

ただ唯一、この「宇宙意識」を科学的に解き明かすことだけは、私たち人類の知識では永遠に不可能かも知れません。
ここでは「宇宙意識」と言っていますが、「サムシンググレート」、「超実在」、「宇宙の法則」などという言葉で表している、医学博士や分子生物学者もいます。

それでもはっきりしているのは、心臓を動かしたり、血液を毛細血管まで送っているのは明らかに人間の意思ではないということです。

もちろん地球を回しているのも人間ではありません。

その人間の意思ではない何か大きな力が全てに働いていることだけは間違いないのです。つまりその偉大なる力が、私たち一人一人のなかに紛れもなく存在しているのです。

「宇宙の力」「超実在」「サムシンググレート」は、果てしなく遠いどこかにあるのではなく、まさに私たち一人ひとりのなかにあるのです。

真我というのは、頭で考えることでもない、心で感じ取ることでもない、その奥にある宇宙の心、愛そのもののことです。

それが自分のなかから涌き出てきたら、当然健康になるし、当然いい知恵も出てきます。
そして人間関係も良くなっていきます。
家族も、仕事も、社会も、全てを愛せるようになってくるのです。

地球環境問題にしても、具体的にどんな対策を打ったとしても、ほんの一部分を変えるに過ぎず、人間の心を変えなければ、根本的な解決にはなりません。
病気の問題も同じです。

心の不調和が病気を作っている場合がほとんどです。
ですから心を変えなければ根本治療にはなりません。

一昔前に比べて、病気の数が増えたと言われています。
医療技術が進んでいるのに、奇妙なことです。

病名の数が増えたと言ってもよいでしょう。
それは、人間の心、考え方が多様化したからであると捉えられます。

心が多様化すれば、そのぶん病気の数も増えます。
心のあり方が病気という形で現れるわけですから、人間の考え方が多様化すれば、病気も多様化しておかしくないのです。

宇宙のシステムと完全に調和することこそが、真の調和を生み、健康で、人間の真の成功と幸せを生んでいくのです。

筑波大学名誉教授の村上一雄氏は、遺伝子をONにするだけで、私たちの人生が素晴らしいものになると言っています。

私たちはボタン一つで新しい自分に生まれ変わり、生き方が変わるのです。
YS心の再生医療では、この遺伝子をONにするということは、本当の自分を自覚するということと捉えています。

医療と人の心は、切っても切れません。
心が、病を招いている例がたくさんあります。

なぜ心が病むのかと問うた時に、人間社会の歴史を振り返らないわけにはいきません。
現在のような経済の行き詰まった状況や、地球環境を散々破壊してきた現状は、今までの人の生きる成功の概念、人の幸せの概念が作り上げてきた結果です。

従来の成功哲学でいくと、自分はチューリップなのにバラになろうとする傾向があるのです。
社長に向いていない人が社長になろうとすると、とても苦しんで早くがんになって死んでしまう可能性があるということです。

自分が何に向いているのか、本質は何かということに目を向けずに、欲望を実現するということを出発点にすると、本当の自分が生きるべき道を見失ってしまう可能性があります。
それが、心の病につながり、肉体にも表れてくるのです。

例えば、みなさんが「本当のあなたはどういう人ですか?」と尋ねられた時に、「私の考えはこうです」と言ったとします。

「それは一体どこから仕入れた考えですか?」
「何の本を読んだのでしょうか?」
「誰の影響を受けたのでしょうか?」
と質問したら、たまたま何かの本を一生懸命読んでいたとか、誰かの話を聞いて勉強したという答えに行きつくでしょう。

つまり自分以外の影響を受けているわけですから、自分の考えとは違う可能性があるわけです。
ですから、それは本当の自分ではないということです。

それは自分の外から仕入れた考えで、それを自分の考えと思い込んでいるだけです。
頭に知識が入っているにすぎません。

ここで言う本当の自分というのは、どんな環境の中でも、どんな状況の中でも、変わらない自分のことです。

では、外から仕入れた考えは自分の考えではないとしたら、本当の自分の考えはどこにあるのでしょうか。
人間は生まれたら一般的には両親が育てます。

親の育て方や、兄弟とのつき合い方、それぞれの環境によって、違う考え方、習慣、癖が形成されます。
ということは、もし、別な環境で育ったとしたら、全然違う考え方、性格になっておかしくありません。時代が違っていたら、また違うかも知れません。

本当の自分は、外から入れる知識ではなく、育ってきた環境でもありません。
いかなる環境で育てられようが、いかなる知識が外から入ってこようが、決して変わらない不動の自分です。
ポイントはそこにあります。

外から入った知識でもなければ、育ってきた環境でもなく、普遍の自分が自分の中に存在している、ということです。元々内在しているのです。
それが「本当の自分」です。

そうして、その「本当の自分」は全てを知っています。
「すべての答えは自分自身の中に存在している」ということです。
病にかかった理由も、病を癒していく方法も、全部、自分の中にあるのです。

がんを患って訪ねてきた人に、「がんになった原因は分かりますか ?」と尋ねたら、ほとんどの人は、「はい、分かります」と答えました。

この事実をどのように考えますか?

何が自分を蝕んでいるのか、それは外にあるものではないということを分かっているということです。

YS心の再生医療は、元々人間はこのような力、人間の意志ではない大いなる力の存在であるという原点に立ち返り、それに沿ってその力を大きくしていく医療です。

原点ですから、もとのもとですから、人間は何でできているのか、壊れたらどうすれば良いのか、全部わかるのです。

アメリカのジャーナリストでノーマン・カズンズという人がいました。

この人は、不治の病と言われた膠原病から、五百分の一という確立で奇跡的に病を回復をした人です。
この人は、当初は医師に従って薬も飲んでいたのですが、なかなか回復しないですし、治らないのです。

ということになれば、薬や医師に頼らずに、自分で何とかするしかないと決意しました。

そこで、医師にこの病気の原因となるものを尋ね、自分の行動を振り返って、原因を自分なりに考えたのです。
そして、「笑い」と「ビタミンC」が、免疫力を高めて、自分を治癒させるとし、本当に自分で治してしまったのです。

彼は、膠原病克服の記録を、『笑いと治癒力』という本に表しています。

膠原病が、必ずしも「笑い」と「ビタミンC」だけで、治癒するとは言い切れないでしょう。

しかし、ノーマン・カズンズのこの例は、本人が治す方法を知っているということのひとつの証明でもあると言えます。

あるいは、本人の治すという意思が、治癒を促したとも言えるでしょう。
本人が主となって、本人を信じた結果、病は回復したのです。
すべては自分の中にあるという、それを証明している、大変、貴重な例です。

ちなみに、「笑い」についてですが、笑いは、ありとあらゆることに効果があります。

お腹の底から笑うことで、腹式呼吸をしていることになります。
腹式呼吸は、血液循環を促進させ、腰痛、高血圧、更年期障害などに対するさまざまな効用を持つ呼吸法です。
そして、ダイエットにも効果があるそうです。

米国研究者の報告では、「百回の笑いが十五分間のエアロバイクと同じ運動量」と言われています。

腹式呼吸はリラックス効果があるため、ストレス解消にもなります。
笑いの効用はまだあります。

食後の血糖値の上昇が抑えられたという報告が、日本統合医療学会で筑波大学・村上和雄名誉教授らによってなされています。

こう見ると、これほど楽な健康法はないでしょう。

笑う材料がないという人は、形から入れば良いのです。
鏡の前で笑顔を作ってみてください。

実際に、ノーマン・カズンズは、笑える話やテレビなど、とにかくそれを自ら探して笑ったと言います。
では、何時ごろ笑うと良いのでしょう。

血糖値の上昇を抑えるということからすると、最も血糖値が上がりやすい食後1時間ぐらいがいいそうです。
そして、「本当の自分」の自覚は、喜びで満ち溢れますから、病気を寄せつけないのです。

PAGE TOP