うつ病が消える究極のカウンセリング

 

心のドクター佐藤康行先生のカウンセリング研修での質疑と講話からです。

 

【質問1】

研修生:

「愛されてるんですね」というところに理由を付けるために、

「それだけ真剣だと感じたんです。真剣じゃないですか?」とお聞きするのって、それも主観かなと。

その人を見て、「真剣」と捉えるのって。

 

佐藤先生:

だから、聞くようにしてやるんです。「もしかしたら、真剣なんじゃないでしょうか?」と。

そこは絶対ずらさないことなの。あくまでも本人にゆだねるわけです。

「もしかしたら真剣なんじゃないでしょうか」と。

「真剣なんですね」と言っちゃうと失礼ですよね、人の心に決めつけちゃうのは。

「もしかしたら、私はそのように感じたんですけど、どうでしょうか」

「どう思いますか」と相手にゆだねて相手に言わせるんです。

 

あくまでも「相手の心がどうか」だけで、カウンセラーの心はどうでもいいわけです。

カウンセラーの評価もどうでもいいわけです。

本人が自分で自分の中でやっていったときに起きるドラマです。

自分の中に起きるドラマ。

鏡を見た時に、「ああ、汚い顔してんな」とかね、本人の中のドラマなわけです。

「お、いい男だな」「いい女だな」というのも、本人の中のドラマです

 

 

【質問2】

研修生:

相談者の話を聴いていて「お父さんを超えたい。お父さんに認められたい。

でも、お父さんはすでにその方を認めている」と出てきてしまって。

相談者の中から出てきたものではなくて、私自身の中から出てきたものなのかなと、

捉え方として間違っているのでしょうか。

 

 

佐藤先生:

「認めてる」と断言しちゃうと、本人が身もふたもないわけです。

「もしかしたら、もう認めていらっしゃるんじゃないでしょうか」とか。

「もしかしたら」とか、本人が気づくように向けていく。

ここに付ける言葉がいっぱいありますから、そこにね。

「もしかしたら、Tさんのことをもう十分認められてるような気がしたんですけど、

どうでしょうか」と、あくまでも答えは本人に言わせるんです。

 

 

研修生:

私がそういうふうに感じた内容というのは、間違っていたんでしょうか。

 

 

佐藤先生:

感じた内容が合ってるか間違ってるかじゃなくて、感じることが問題なんです。

だって、自分の問題だから。

自分は相手に何一つしてあげれないでしょう?

感じたって意味がないですよね。

その感じること自体が問題なんです、もし、問題があるとしたら。

あくまでも相手が出したものに対して、

「どうなのか、どうなんですと」と鏡返しをするだけです。

「あなたの顔を見て、私はこう感じました」というのは、鏡になりきれてないですよね。

今ので分かったでしょう?

 

研修生:

分かりました。

 

 

 

【講話1】

佐藤先生:

相手は自分の顔を見てるだけなんだから、

鏡が「こんな顔、映すな」とか言うのは正しくないですよね。

 

鏡になりきることです。

 

あくまでもカウンセリングだから、相手の言ったことをそのまんま返すだけなんです。

 

そして、本人に気づいてもらうだけです。

 

それほど相手の話を聞き返すというのは簡単じゃないんです。

 

普段、日常やってるから簡単だとみんな思い込んでるんです。

 

簡単じゃないんです。

 

みんなしゃべりたくてしょうがないんです。

 

でも、しゃべれないと、「なんか私、うまくできないのかな」と思っちゃうわけ。

 

「しゃべらなくていい」って言ってるのに。

 

相手が相手に返していくだけで、返しもしないでうなずいてるだけでも全然違うんですよ。

 

それだけでも全然。30分、1時間話を聞いてたら、相手は相当楽になりますよ。

 

ただ、うなずいて聞いてるだけで。

 

なおかつ、今やってるのは、ただ聞くだけじゃなくて、相手のことを理解しようという姿勢です。

 

理解なんかできないですよ、本当は。

 

相手のことは、相手の人生は。

 

理解できないんだけど理解しよう。

 

こういうことをおっしゃったということを、合図を送るわけです。

 

そうしたら、相手はもっと話したくなるでしょう?

 

そうこうしてるうちに、心がどんどん、どんどん楽になっていって、

そこで相当救われてくるわけです。

 

皆さんが本当にこれが上達したら、ものの1時間か2時間やってると、

うつ病の人も目がらんらんと輝いてくるはずですよ。

 

それを毎日やったらほとんど治っちゃう可能性があります。

 

心のドアというのは外開きだと思ったらいい。

 

「観音開き」って言うでしょう?

 

こちらから押して開くわけ。

 

だから、ひとの話をただ聞いてたら、ドアを閉めたまま聞いたふりができるんです。

 

でも、何か話す時には、ドアを開けなきゃ、心を開かなきゃ話ができないわけです。

 

だから、相手に話をさせるってことは、ものすごく大事なわけです。

 

話をしてるうちに心が開いてくる。

 

開いていくうちに、相手が何を求めてるのか、何を悩んでるのか分かってくるということです。

 

そういう効果があるわけ。

 

「あ、こういうことを悩んでらっしゃるんだな」って。

 

悩みを人に打ち明けるようになったら、あなたは相当信頼されたってことなんです。

 

だって皆さん、言いたくないことがあるでしょう?

 

そんなことは隠してますでしょう?

 

それを言える相手だとなっただけでも、あなたは相当信頼されたと思ってください。

 

これを紙に書いてやるわけじゃないですよ。

 

自然と普通の会話をしながらできるように、そこまで持っていきましょうということです。

 

 

 

つづきは、明日。

 

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