引き続き、佐藤先生の「うつ病は90日で90%治る」より、詳細を見ていきます。
元に戻る働きを妨げるバリア
真我は、常に元に戻る働きをしています。
先ほどの海に例えると、波が立った状態ではなく、海に戻る状態です。
元々、海なのです。
人間が元に戻りきらないのは、バリアがあるからです。
そのバリアを取ってしまえば、元に戻ります。
バリアというのは、心の問題です。
真我の働きを妨げるバリアには、心そのものと、心が結晶化したものがあります。
誰かが何かを発想すると、その発想が言葉となり行動となって、心が結晶化したものが物品であるように、物理的にバリアができることがあります。
あなたが今座っている椅子ひとつとってみても、それば、椅子を作った人の心が結晶化して表れているものです。
例えば、転んでぶつかり、けがをしたとします。
この現象の裏には、危険に気づかないという心がありますが、これが、”気づかない”という心のバリアです。
その状態でぶつかってけがをするので、”けが”という、心が結晶化した物理的な新しいバリアが増えます。
それがトラウマなどになっていきます。
父親に叩かれた場合、”叩かれた”という痛みに加え、父親は”自分のことが憎いから叩いたのだ”という思いで、心に傷がつきます。
叩かれたという物理的なバリア、自分のことが憎いからだという心のバリア、この二つの傷ができるということです。
続きはまた明日。